NovelJam

NovelJamとは、「著者」と「編集者」と「デザイナー」がリアルに集まってチームを作り、ゼロから小説を書き上げ編集・校正して表紙を付け「本」にして販売までを行う『短期集中型の作品制作・販売企画』です。

NovelJam

NovelJamとは、「著者」と「編集者」と「デザイナー」がリアルに集まってチームを作り、ゼロから小説を書き上げ編集・校正して表紙を付け「本」にして販売までを行う『短期集中型の作品制作・販売企画』です。

マガジン

  • NovelJam 2018秋 参戦 / 観戦記など

    • 319本

    このマガジンには「NovelJam 2018秋」の参戦記や観戦記などをまとめていきます。「NovelJam 2018秋」は、2018年11月23日から25日に大学セミナーハウス(東京都八王子市)にて2泊3日の合宿形式で開催します。「著者」16名と「編集者」8名と「デザイナー」8名が参加予定です。公式サイトはこちら。 http://www.noveljam.org/ #NovelJam #ノベルジャム

  • NovelJam 2018 参戦 / 観戦記など

    • 66本

    このマガジンは「NovelJam 2018」の参戦記や観戦記などをまとめてあります。「NovelJam 2018」は、2018年2月10日から12日に大学セミナーハウス(東京都八王子市)にて2泊3日の合宿形式で開催。「著者」16名と「編集者」8名と「デザイナー」8名が参加、計16作品が生まれ、その日のうちに電子書店で販売開始され、いまでも購入可能です。後日、合本も制作・販売しています。アーカイブはこちら。 http://www.noveljam.org/category/archive/noveljam2018/ #NovelJam #ノベルジャム

  • NovelJam 2019' 参戦 / 観戦記など

    • 97本

    このマガジンには「NovelJam 2019' [dash]」の参戦記や観戦記などをまとめていきます。「NovelJam 2019' [dash]」は、2019年11月2日から3日に三鷹で開催します。公式サイトはこちら。 http://www.noveljam.org/ #NovelJam #ノベルジャム

  • NovelJam 2017 参戦 / 観戦記など

    このマガジンは「NovelJam 2017」の参戦記や観戦記などをまとめてあります。「NovelJam 2017」は、2017年2月4日から5日に東京都千代田区市ヶ谷(株式会社ブックウォーカー)にて開催。「著者」19名と「編集者」10名と「デザイナー」5人が参加、計17作品が生まれ、その日のうちに電子書店で販売開始され、いまでも購入可能です。後日、合本も制作・販売しています。アーカイブはこちら。 http://www.noveljam.org/category/archive/noveljam2017/ #NovelJam #ノベルジャム

記事一覧

NovelJam 2018秋 観戦記第6話

NovelJam 2018秋 観戦記第5話

NovelJam 2018秋 観戦記第4話

NovelJam 2018秋 観戦記第3話

NovelJam 2018秋 観戦記第2話

NovelJam 2018秋 観戦記第1話

NovelJam 2018秋 観戦記第6話

分厚い束になった原稿を運び、感慨深そうに白いカゴの中に入れる。緊張感の高い会場内の空気は、その瞬間だけ和らぎ、拍手が響く。続々と各チームがフィニッシュテープを切っているのだ。 朝9時。会場はがらんとしていた。チェックアウトの準備をしたり、朝食をとりに食堂へ向かっている。 原稿が積み重なり、ボックスから溢れそうだ。ようやくここまで、辿り着いたのだ。 ◆ 作品を書き終えたら、次は本にする作業だ。NovelJamでは毎回、BCCKSを用いて電子書籍の製作作業を行っている。大

NovelJam 2018秋 観戦記第5話

11月24日、この日の八王子市の日の入りは16時31分。それとほぼ同時刻に、NovelJamは初稿戻しの時刻を迎えていた。編集と著者のコミュニケーションが、最も深まる時間帯。各チームの机の上には、赤い字が記された原稿が散乱している。 更に夜も更けていく中、2日目夜のビッグイベントが行われた。文学YouTuberベル氏による生配信だ。ベル氏は既に入れます自己紹介・プロットを確認しており、特に気になる作品は放送中にピックアップされていた。 エブリスタでのプロット公開と同じく、

NovelJam 2018秋 観戦記第4話

2日目午後最初のイベントは、校正者・大西寿男氏による校正セミナーだった。 文章の書き方・直し方は人それぞれであり、それぞれの手法をすり合わせていくのは意外と難しい。今回の講演では校正の基本として、見落としを防ぎ、ミスを無くす心がまえを中心に説かれていった。 神妙な面持ちで参加者も言葉と向き合う。「校正12の知恵」を紹介するくだりで、大西氏が「ここがNovelJamでは一番重要かもしれませんね……」と呟くと、会場は思わぬ苦笑いに包まれた。 【ムリは見落としのもと】 ◆

NovelJam 2018秋 観戦記第3話

本格的な執筆が始まったのは、19時半からだった。 最初のプロット公開まで、約1時間半。この間に各々が「家」に対するアイデアを膨らませていく。 プロットの公開はエブリスタ上で行われる。前回まではGoogleドキュメントで公開されていたが、読者との接点が発生しやすい場所かと言われると、難しいものがあった。 21時。公開を促すアナウンスが終わると、続々とプロットがアップされていった。 NovelJamに限らず、「初めて小説を書く」となったとき「プロットをどうするか」で躓かれる方

NovelJam 2018秋 観戦記第2話

NovelJamの華はチーム決めである。 突然、見ず知らずの人間が出逢い、本をつくる。いや、そういうイベントなのだが、真面目に考えると不思議なシチュエーションである。おかしいからこそ、初対面の瞬間はいつも以上に気合を入れなければならない。 今回は参加者全員による90秒の自己紹介が行われた。前回は編集者がプレゼンを行い、それを踏まえて著者とデザイナーが投票を実施した。そのレギュレーションは改定され、プレゼンの条件は参加者全てが等しくなった。 もちろん、事前にSNSで交流し

NovelJam 2018秋 観戦記第1話

NovelJamの朝は早い。 スカスカだった横浜線は、時が経つにつれて次第に、色とりどりの登山服を着た人々で溢れてきた。そうか、今日は3連休の始まりだった。とても今の気分は「休」ではない。 バスに乗り、会場に着き、徐々にスタッフたちが合流してきた。9か月ぶりの大学セミナーハウス。今回の会場は「講堂」である。 ◆ スタッフとしての初仕事は、会場への誘導だった。今大会は大学セミナーハウスの「講堂」という場所でほとんどのイベントを行う。バス停から坂道、階段と登り、本館に辿り