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NovelJam 2018 参戦 / 観戦記など

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このマガジンは「NovelJam 2018」の参戦記や観戦記などをまとめてあります。「NovelJam 2018」は、2018年2月10日から12日に大学セミナーハウス(東京都八…
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#編集

NovelJam2018(秋)推薦状【特に編集役希望者向け】

2泊3日の合宿形式で小説をつくるイベントことNovelJam。2月にこのイベントが終わった後も、参加者である僕は「編集とは何か」をよく考えている。 なので今回は、「NovelJamの編集役」について私見をまとめ、かつ今年11月の秋大会での多様な方々の参加に繋がればなあ…という思いで筆を握っている。 さて、僕はNovelJamに第1回大会は著者として、第2回大会は編集として、そして秋に開かれる第3回大会ではボランティアスタッフ(※お茶菓子配給担当)の一員として参加予定である。

NovelJam2018回顧録 最終回

不協和音のあとに嵐は過ぎ去り、やや穏やかになった執筆部屋。 BCCKSのワークショップまでは暫く時間がある。少し寝たり、チェックアウトの準備をするのがベターだろう。 席には藤崎さんと藤沢さんが談笑している。みかん君は朝食に行っている。 ひとつ策を立ててみた。 僕の本業は食品メーカーのサラリーマンだ。お菓子もいくつか製造している。 そのお菓子を4人×3日分、僕は鞄に忍ばせていた。初日の午後3時と2日目の午後3時にそれぞれ配った。 その3日目の午後3時に配るお菓子を、今配るこ

NovelJam2018回顧録 第7話

逸走2月12日の朝5時、言葉を失った。 藤崎さんは仮眠をとっていて、原稿はもう一息だそうだ。いや、これはいい。 みかん君の原稿はあまり直っていない、それどころか、新しい話が加えられるかもしれない、と。 僕はわりと、心配性なところがある。 大丈夫? どうかしたの? 悩んでいませんか? ……ということをついつい聞きたくなる。が、そういうせっかちさは作家の気分を害することもある……と藤沢さんにたしなめられたので、ある時からじっと腕を組み原稿を待つことにした。 その心配性ぶりが遂

NovelJam2018回顧録 第6話

「異」と「差」の違いTwitterの印象とは違うな。 ペンネーム「腐ってもみかん」君(以下みかん君とする)とのファーストコンタクトで抱いた第一印象である。 文章を書かせることで、よりその印象は前向きなものへと変わっていった。影がありつつも、大人っぽい艶がある地の文と登場人物。ラッパーということもあり、テンポも良かった。 アイスブレイクで話を聞いているうちに、社会問題への強い関心があることもわかった。社会派の小説か。そう言えば去年、藤井太洋先生が「もっと社会や政治を題材にした

NovelJam2018回顧録 第5話

ローリング・ストーンズと山田太一お題が発表された。T理事長がそれっぽいメガネをかけ、それっぽい額縁を持っていたので、おいおい小渕官房長官かよ! と小声でつっこんだら、本当に小渕氏のモノマネだった。そう、テーマは「平成」である。 平成か……。「平」「成」という漢字からアイデアを膨らませて書いて良い、という指示も出た。そういう使い方をした班も実際にはある。だが、E班は両作品とも時間軸や時代性をベースに作品は生み出された。意外とテーマをひねった作品も多かったので、我が班のストレー

戦略note #NovelJam2018 電子書籍/セルフパブリッシング/プロモーション どこが駄目だと思いますか? β版

Ciao! 「NovelJam」(ノベルジャム)、それはーー 著者と編集者とデザイナーが集まってチームを作り、わずか3日間で小説の完成・販売までを目指す短期集中型の作品制作企画です。ジャムセッション(即興演奏)のように事前にあまり本格的な準備をせず、参加者が互いに刺激を得ながら、その場で作品を創り上げていきます。(公式サイト) というハッカソンイベント。 初回の2017年に続き、2018年も混戦模様の大会。2018年3月26日(月)、いよいよグランプリが発表されます。

¥216

NovelJam2018回顧録 第4話

キーワードは「フォロワーシップ」さて、第4話は実際にNovelJamでお話した自己紹介スピーチの掲載ということにする。本番は若干アドリブを入れたので、厳密には違うところもあるが、概ね同じということでご了承頂きたい。 来年は来年でNovelJamのレギュレーションは変わっているかもしれない。でも、こういう立場の人間が、こういう思いを抱いて編集役も参加しているんだな、ということが伝われば幸いである。 今大会では「和良さんのスピーチ良かったね」というありがたいお言葉を多数頂いた。

NovelJam2018回顧録 第3話

編集の命運はスピーチにあり!運命の日である。 八王子の大学セミナーハウスに到着したのは、12時を少し過ぎたあたりだったろうか。そのわりには、もう席は半分近く埋まっている。みんなの並々ならぬ、熱意が伝わる。 受付を済ませ、席に案内された。僕はEの札が掲げられているところを訪れた。一人は根木珠さんだった。静かに本を読んでいる。ここは彼女なりに集中しているとみて、会釈のみとする。 もう一方は、昨年は編集で参加されていた藤沢チヒロさんだった。昨年も出てましたよねー? はい、今年