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NovelJam 2018秋 観戦記第4話

2日目午後最初のイベントは、校正者・大西寿男氏による校正セミナーだった。

文章の書き方・直し方は人それぞれであり、それぞれの手法をすり合わせていくのは意外と難しい。今回の講演では校正の基本として、見落としを防ぎ、ミスを無くす心がまえを中心に説かれていった。

神妙な面持ちで参加者も言葉と向き合う。「校正12の知恵」を紹介するくだりで、大西氏が「ここがNovelJamでは一番重要かもしれませんね……」と呟くと、会場は思わぬ苦笑いに包まれた。

【ムリは見落としのもと】

午後2時半。講堂の片隅に人だかりができた。Bチーム「Bukkowasu」のデザイナー、CAROL氏がライブペインティングを開始したのだ。

NovelJamは「ライブパブリッシング」のイベントであるが、それは著者だけでなくデザイナーにも当てはまる。

また、エブリスタへの初稿提出時に、表紙やイメージを添付するグループも徐々に出てきた。一方で、更なる高みを目指し、アイデアをより一層膨らませていこうと試みる方もいる。

装丁はグランプリの審査にも影響するだけに、完成した表紙がどのような過程と手法で出来上がっていったのか。それが明らかになるのも、NovelJam後の楽しみである。

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