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NovelJam 2018 参戦 / 観戦記など

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このマガジンは「NovelJam 2018」の参戦記や観戦記などをまとめてあります。「NovelJam 2018」は、2018年2月10日から12日に大学セミナーハウス(東京都八… もっと読む
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#日記

ノベルジャム2018読書会レポート   #noveljam

2018年3月17日(土)に行った「ノベルジャム2018読書会」のレポートをアップいたします。ノベルジャムとは、「著者」×「編集者」×「デザイナー」がタッグを組んで、二泊三日で短編小説をかきあげて発売まで目指すハッカソンイベント。今回読書会でとりあげた全16作品はBCCKS内の特別ページをご参照ください。 ※すべて無料で読めます。書き起こしが思いのほか大変でしたので108円で読書会応援!かんぺ冊子画像見ることできます。よろしくお願いいたします。※ 当日配布した手書きのかん

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戦略note #NovelJam2018 電子書籍/セルフパブリッシング/プロモーション どこが駄目だと思いますか? β版

Ciao! 「NovelJam」(ノベルジャム)、それはーー 著者と編集者とデザイナーが集まってチームを作り、わずか3日間で小説の完成・販売までを目指す短期集中型の作品制作企画です。ジャムセッション(即興演奏)のように事前にあまり本格的な準備をせず、参加者が互いに刺激を得ながら、その場で作品を創り上げていきます。(公式サイト) というハッカソンイベント。 初回の2017年に続き、2018年も混戦模様の大会。2018年3月26日(月)、いよいよグランプリが発表されます。

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なぜ小説を書くのか、と、なぜ文学賞に応募するか

※投げ銭制です。最後まで無料で読めます。 小説が書けないなーーーと思っている。応募予定の文藝賞の締め切りは一か月後で、10万字(予定)中3万字しか書けていない(しその3万字も改築予定)だから普通にヤバい。 長らく放置中だったんだけど、今日は久々に手を入れることが出来た。でもあまりの大工事になりそう、つまり1月までの私の考えがいかに甘かったかに気付いて「あ~~~~面倒臭――」ってなってる。なんで小説書くことが「たのしい~~~~!」じゃなくて「面倒臭~~~!」になってるんだろ

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NovelJam2018回顧録 第2話

僕が「編集」を選んだ理由 11月のある日、僕は末広町のとあるイベントスペースに居た。そこではNovelJam2018の大会説明会が開催されることになっていた。 僕は一応、日本独立作家同盟の正会員である。都合があえば、なるべく同盟のイベントには参加している。今回もそういう意識で、この場所に足を運んだ。 この時点では、NovelJamに出るか出ないかはハーフ&ハーフだった。 NovelJamには2017年大会も参加している。この記念すべき第1回大会は、もちろん著者としてだ。ス

NovelJam2018回顧録 第1話

プロローグ平静を保とうと、僕は必死だった。 久々に家へと戻った。この住処がこれほど落ち着ける場所だったということを、改めて実感した。 まず、買ってきた菓子パンとヨーグルトを、冷蔵庫に入れる。朝は眠すぎて、ご飯をつくる元気もないだろう。次に、スーツケースを開けて、洗濯機に服を突っ込む。パソコンや本や資料は…明日会社から戻ったら整理しよう。後回しだ。 明日着るスーツとシャツも、今のうちに整理しとく。ああ、何で会議の予定が入るんだ。有給取りたかったのに。取らなきゃマズいイベントだ

小説に終わりは必要か。オチは無いといけないのか。

私はnoveljamの講評で、「短編の枠に収まらない」とか「長編の第一話ぽい」みたいな誉め言葉を聞くたび、「いやいや短編の尺にキッチリおさめた話の方が良いに決まってるだろ、何言っとんじゃ」と思ってたんだけど、 そのことをずっと考えてたら「何でそもそも小説は終わるんだろう」という疑問が芽生えてきた。 なんでそもそも小説は終わるんだろう?? 紙面の都合? じゃあwebは?? たとえばtogetterで幾つかのツイートを拾って物語を作ったとして、編集可能にしとくことも出来る。

小説の感想を作者に伝えることと、小説を褒められてもあまり嬉しくない話

賞レースがね、すっごく苦手なんですよ。ムキになり過ぎてそれ以外のこと考えられなくなっちゃうの。だから早く「やるだけのことはやった!あとは放置!」という状態にもってって、忘れたい。(しかしそんな状況来るんだろうか…?) ノベルジャムのハッシュタグを1日10回くらい検索してる気がする。 病院に行ったら「ツイッターの見すぎですねー。気になるようでしたらエゴサとノベルジャムハッシュタグ検索できないお薬出しときますねー」って言ってもらえないだろうか。やめたい。全然楽しくないからだ。

バイト辞めて5か月経った渋澤怜の最近の報告

9/9を最後にバイトやめた(というか、週1~2という極端に頻度を減らした)渋澤怜は最近なにやってんの? っていう、近況報告記事です。 ■関連の過去記事 バイトを辞めたので抱負を。 バイトを辞めた渋澤怜のここ4ヶ月半がどんなものだったか報告 ■ここ一か月のかんたんレポ1/27 ボイトレに通ってる受講生同士で「自主練習会」と称し、ボイトレに興味ある人に簡単にコツを教える会をやる。(私のボイトレの先生は徳久ウィリアム先生といいます。かなり尊敬しています。くわしくはこの記事み

NovelJam2018御礼文

2月10日から12日まで開催された「2泊3日の合宿形式で小説を書き上げるイベント」ことNovelJamに、編集役として参加しました。おかげさまで2冊の本が無事出版されただけでなく、新城カズマ氏と海猫沢めろん氏より賞を頂く運びとなりました。関係各位の皆様、誠にありがとうございました。 ◆平成最後の1日を、逃げる二人の行く末は? アラサー女子が織り成す優しいロードノベル 藤崎いちか著「平成最後の逃避行」 【販売店】 BCCKS Kindle 楽天kobo ◇どうすることもでき

「平成生まれ」とか「ゆとり」とかすぐ言う人が嫌いだ

「平成」という言葉について考えている。 この前の3連休に行ってきた小説合宿noveljamで、お題として出された言葉なのだ。どんだけnoveljamひきずってんだ笑 noveljamでは、平成というお題を、「平成生まれの主人公が……」みたいな消化の仕方をしてる書き手が結構いた。そもそも「お題をうまく消化した奴が勝ち」というバトルではないので、それでも全然良いと思う、し、実際それで受賞してる人もいる。全然良い。 でも「自分は平成生まれだから/平成を生きてるから、息を吸って

筆を折るということ

ちょっとうちひしがれている。 通常、新人賞で落ちた作品は公開されない。また、最終候補でもない限り、落ちた作品には講評もつかない。 だから、その賞レースを傍観してた人にとっては「どんな作品が落ちたか」は分からないし、賞レースに参加して落ちた者にとっては「自分がなぜ落ちたか」は分からない。 この不透明さは多くの人を苛立たせてると思うんだけど、しかし「審査員の目が節穴だったんだ!」「出来レースだ!」と言って憂さ晴らし出来る、という余地も生んでいる。(勿論良いことではないが)。

2泊3日で小説を書く合宿「noveljam」の後に考えたこと

■賞レースはハードだ、という話Noveljamが終わってから、ずーっとぼーっとしている。 Noveljam終了翌日はあまりに疲れて10時間寝たし、起きてもTwitterいじる以外できなかった。 私が作った小説「ツイハイ」はあまりに周囲に褒められてたし、私も超イケてると思ってたから、最優秀賞発表寸前まで普通に私が呼ばれると思ってた、ので、まあ今では「自分が落ちた理由」は完全に納得してるんだけど、ゆうてダメージはしっかり受けた。 2日後(昨日)は、noveljamの他作品を

noveljam 作品レビュー② バカとバカンス

2/10~12日の3日間、小説を書いて電子書籍出版をする、2泊3日の合宿「noveljam2018」に参加しました! 先ほどの記事で「16作品全部レビューします」と書いたとおり、noveljamで発表された作品を読んでレビューしていきたいと思います! 第2弾は編集の方からリクエストがあったので「バカとバカンス」。https://bccks.jp/bcck/153409/info ■受賞優秀賞2作品のうちのひとつです! 最優秀賞は今回は無しだったので、事実上のトップです!

noveljam 作品レビュー①たそかれ時の女神たち

2/10~12日の3日間、小説を書いて電子書籍出版をする、2泊3日の合宿「noveljam2018」に参加しました! 先ほどの記事で「レビューします」と書いたとおり、noveljamで発表された作品を読んでレビューしていきたいと思います! 第一弾は著者の方からリクエストがあったので「たそかれ時の女神たち」からスタート。 ■受賞 エブリスタ賞を受賞されてました! ■審査員評(※渋澤のうろおぼえです) 「平成」というお題を考案した方いわく「『平成』というお題にしたのは、