NovelJam2018回顧録 第1話
プロローグ平静を保とうと、僕は必死だった。
久々に家へと戻った。この住処がこれほど落ち着ける場所だったということを、改めて実感した。
まず、買ってきた菓子パンとヨーグルトを、冷蔵庫に入れる。朝は眠すぎて、ご飯をつくる元気もないだろう。次に、スーツケースを開けて、洗濯機に服を突っ込む。パソコンや本や資料は…明日会社から戻ったら整理しよう。後回しだ。
明日着るスーツとシャツも、今のうちに整理しとく。ああ、何で会議の予定が入るんだ。有給取りたかったのに。取らなきゃマズいイベントだ