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NovelJam 2018秋 参戦 / 観戦記など

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このマガジンには「NovelJam 2018秋」の参戦記や観戦記などをまとめていきます。「NovelJam 2018秋」は、2018年11月23日から25日に大学セミナーハウス(… もっと読む
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#毎日更新

百物語40話目「夜なのに昼」(実話怪談)

百物語40話目「夜なのに昼」(実話怪談)

冒頭の写真の話だ。

これ、娘のむっちゃんが夜に撮った写真なんだけど、1枚だけ昼みたいに撮れた写真。他のはみんな暗いんだよ。

写真をやる友達に見てもらったけど、不思議な写真だって言ってた。

夜なのはわかるし、フラッシュもわかるけど、どうして向こうの山まで見えるんだろうって。

全体がコチラね。

この神社の名前の文字も本当は黒いんだよね。でも金色になってる。

娘のむっちゃんは、ときどき不思議

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百物語39話目「HONKOWA」(実話怪談)

百物語39話目「HONKOWA」(実話怪談)

旧「本当にあった怖い話」、現「HONKOWA」は私の愛読書だ。ほぼ創刊当時からずっと読んでいる。私のオカルト知識の源と言っていい。

さて、この本、私は平気で読むんだけど、娘むっちゃんの父親が読むとすんなりとはいかない。

夜に読むと最上階なのに、屋根の上を誰かが歩いていて読むのを止めたと言われたことがある。

また、ひとり部屋で読んでいるときに、天袋の小さな襖扉がバンと破裂するように飛び落ちたこ

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百物語35話目「侵入者」(実話怪談)

百物語35話目「侵入者」(実話怪談)

実家を出てから、私は留守電に男が住む部屋で初めて一人暮らしをして、(ちなみにこれが百物語で一番アクセスが多い)

通り道にされた部屋に住んで

虫が湧き出る新築の部屋に住んで(これは物理怖い事件で、引っ越す原因になったくらいひどかった)、引っ越して(ここ何もなかったっけ?)、ピカチュウが狂ったところに住んで、(これが一番スキが多かった)

今の肉団子が出るところに引っ越している。

一個前が一番長

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百物語33話目「心霊写真の障り」(実話怪談)

百物語33話目「心霊写真の障り」(実話怪談)

我が娘、むっちゃんの話だ。

我が家にはルールがある。

代表的なものとしては、夜お風呂で実話怪談を読まない。

水場だからね。寄ってきちゃうんだよね、多分……。

で、このルールができたきっかけの出来事。

実話怪談の「新耳袋」が私は大好きだ!

作者の木原さんのイベントも中山さんのイベントにも参加したことがある。

で、この新耳袋はいつもカバーを外すと、話のネタに関係ある写真が載っていたんだけ

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百物語27話目「あの橋でのこと」(実話怪談)

百物語27話目「あの橋でのこと」(実話怪談)

福岡の事件として有名なのは3人もの幼子が亡くなった飲酒運転事件だろう。あれから随分法律は改正され、福岡の飲み会も変わった。福岡だけでなく、それは全国的にもそうだろう。それが、せめてもの、だと思う。

実はあの車が落ちた橋は近くにある。

最初、この事件を聞いたときに子供3人というのに、オカルトマニアの私は

「生贄みたいだ」

と思った。子供って、子を供えるって書くからね。

それにあの橋があると

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百物語23話目「開発された古墳」(実話怪談)

強い霊が住む古墳が開発のために森を丸刈りにされていた。

その光景に驚愕した翌日、サイレンが鳴り響き、私は「火事どこ」で場所を探したんだけど……

「あの古墳のとこやん……」

その日のニュース映像では燃えたアパートの映像と、その向こうに丸裸にされた古墳の山が見えた。

以前も火事を起こしたと言ってた古墳……。

たまたま今通ってるジムに、そのことを教えてくれた元勤め先の先輩がいる。

「先輩、あ

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百物語21話目「ご利益があった話」(実話怪談)

百物語21話目「ご利益があった話」(実話怪談)

昨日はカンカンダラで金運があがった話を書いた。

で、今回も金運の話。

近所に虚空菩薩様を祀った神社がある。

毎年1月にはそのお祭りがあるんだけど、そこでは硬貨を交換して金運をあげるという儀式があってる。

移住者なので、その神社のことは知らなかったんだけど、小学校のママ友が

「あそこは有名なんだよ」

と、教えてくれた。

その祭りの日には、結構な遠方からも駆けつける人がいるそうだ。

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百物語20話目「金運があがる話」(実話怪談)

百物語20話目「金運があがる話」(実話怪談)

今年の話だ。

怖い話好きの私に友達が近所で現在進行形の怖い話をしてくれた。

家を建てる途中の敷地内で、夜になると鈴が鳴るという。他にもおかしなことが起きてるそうだ。

で、その話を娘のむっちゃんにしたら、

「それってカンカンダラみたい」

と言った。

「カンカンダラって?」

と私が言うと、むっちゃんは描いてあげると、私の机の上を掘りだした。

私の机の上はごちゃごちゃしてるのだよ。

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百物語19話目「留守番電話に住む男」(実話怪談)

百物語19話目「留守番電話に住む男」(実話怪談)

公衆電話も使い方がわからない人が多いらしいけど、昔の家電話についていた留守電機能についても知らない人が増えたんじゃないかな?

今回は私が学生の頃に住んでいたアパートでの留守電の話。

先輩が住んでいたアパートに後釜で住むことになったんだけど、契約を決めた後に

「ここ、男の幽霊が出るから!」

と告白された。

それは最初に言ってほしかったけど、先輩曰く「なにもしないから」だそう。

家具とか備

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百物語18話目「通り道」(実話怪談)

百物語18話目「通り道」(実話怪談)

会社でシナリオライターをしていた時代に住んでいた部屋はベランダ側に武田鉄矢さんのご母堂がお葬式をあげたくらい大きな葬儀場があり、玄関側には福岡一大きな霊園があった。

ちょっとジョギングとか思って、周辺を走ると、あっという間に墓地に紛れ込むようなところだ。(でかいといっても墓地内に信号があるような青山墓地には適わないけどね)

で、ある日のまっぴるま(そう昼間だよ!)――

ぽかぽか陽気に照らされ

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百物語17話目「ピカチュウ!」(実話怪談)

百物語17話目「ピカチュウ!」(実話怪談)

まだ、娘のむっちゃんが小さい頃、ピカチュウのオモチャを買った。

小さなやつで、ボタンを押すと「ピカチュウ!」と鳴く。

ところが、こいつが壊れてきて、何もしてないのに「ピカチュウ! ピカチュウ!」と鳴くようになった。

おもちゃ箱の奥の方に仕舞われていても、ときどき「ピカチュウ!」と言う。

ある日、夜中なのに、突然「ピカチュウ! ピカチュウ! ピカチュウ」と連続して鳴き始めた。

「うるせ――

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百物語16話目「英彦山の祓い」(実話怪談)

百物語16話目「英彦山の祓い」(実話怪談)

大人になって通った学校で友達になった人がいた。その彼の母親が拝み屋さんだったと知る。そして怪談を欲している私に話してくれたのがコレ。

それは彼が高校生の頃に起きた。

母親が祓いきれずに、とても強い霊に憑かれたことがあったそうだ。

すると、今までまったく霊感のなかった父親に急激に霊能力がつく。

曰く「これは英彦山に行かなければ祓えない」

英彦山は大分と福岡にまたがる霊山だ。頂上には神社があ

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百物語15話目「もうひとつの手」(実話怪談)

百物語15話目「もうひとつの手」(実話怪談)

これは我が娘、むっちゃんの話だ。

以下の話とかに出てきた子ね。

むっちゃんがひとりで風呂に入り、頭を洗っていた。

すると頭皮に触れてくる、もうひとつの手がある。

髪を洗うのも面倒なほど、大変に疲れていたむっちゃんは、

「お、洗ってくれるのかな?」

と、ちょっと嬉しかったそうだ。

が、手はすぅっと引いていく。

「ええ! やめんの!?」

たぶん、幽霊さえも使おうとしたことに呆れられた

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百物語14話目「おかっぱの女の子」(実話怪談)

百物語14話目「おかっぱの女の子」(実話怪談)

私には定期的にオカルト談義をするために寄り合うオカル友・ポンくんがいる。

彼はその筋では有名なサイトを運営しているんだけど、今後の彼の話のために仮名で進めたい。

そんな彼に以下の娘の話をした。

彼は長年幽霊を見たいと、日々修行をしてるんだけど、なかなかバッチリとは見えないと嘆く人だ。

でも、最近、ちょこちょこ見えるようになってきたらしい。

で、私を通して見ながら、こう言った。

「おかっ

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