NovelJam 2018秋 参戦 / 観戦記など

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連作短歌「わたしは夜夜中燃え殻を」

暮れなずむ街とかくれ鬼をする しじまに消えていくは劣情

吹き出しが連なる画面がやかましく呼び立てるからフリスク食べる

このままさ、一生始発が来ないとかないかな? ゴジラが来るとか、だめ?

恋蛍輝け季節が通り過ぎ道端佇む無色の君まで

何度でも何度でも何度でも言うけど許すよ、許してくれれば

もらうたびこれがわたしじゃないように願って吐き出すマルボロメンソ

結局はさけるチーズのように傾いてし

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連作短歌「失恋日和」

真っ白に輝く陶器の左手が私に伸びていく蜘蛛の糸だ

カーテンの隙間から降るやかましいネオンが照らす埃のダンス

不動の二番にしてね? いつだって電話が鳴ればそこは楽園

好きだとか愛してるとか言う前にもんじゃ焼いてよ わかっているから

コンビニのついで買いと同じくらい「今夜空いてる?」は気楽にお願い

中央のベッドはスポットライト付き 裸体の点検作業に最適

指先を裂いた紙切れに残る惰

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