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ノベルジャム回顧録⑤ チーム間交流と面白い人たちのこと
【手短に言うと】 NovelJam2018秋、全体的に「バチバチ」から「フレンドリー」にシフトしつつある今回、チームをまたいでお話しなどした方々のことを思い出してみる。短期間イベントなので多くを話せなかったけれど、ほんとにいろんな人がいた。
超お世話になったふくだりょうこさんのこと本当にぼくなんぞをデザイナーに選んでいただいて感謝ばかり。ふくださんと組めてとても楽しく充実した。デザイナーとしては
百物語84話目「めくれる」(実話怪談)
肉が焼かれてめくれているわけではない。
霊感のことだ。
私が好きな理論に、霊感の強い人と一緒にいると、次第に霊感が開花していくというのがある。
これはたとえば紙を何度もめくっていると、くせがついて、ちょっと浮いたようになり、開いてしまうことと同じだ。
霊感ゼロだった人が、霊感ありの人のせいで、急激に霊感がつくこともある。
これは、そんなお話。
友達がバーベキューをしていた。
そのバー
百物語83話目「だ~れ~」(実話怪談)
私の電子書籍「帰りゃんせ」の読書会が浅草橋であった話は、前に書きましたが、
このときにも、いくつか怪談を収集しておりました。
参加者のひとりの男性が、学生の頃に廃屋探検をしたことがあるそうです。どう見ても和風な作りのその廃屋の一室を通ったとき、視線を感じて振り返ると、和室には不似合いなくらいの大きな洋画が飾られていました。
その洋画に描かれていたのは、恐ろしいほど痩せて、目ばかりがぎょろぎょ
ノベルジャム回顧録④ チーム間交流と今後のノベルジャムのこと
【手短に言うと】 NovelJam2018秋、イベントの表情が少し「変わったな」と思えたひとつは、チーム間の交流がわりと盛んだった事だ。それは審査員の米光先生も感じておられたようで「今回なんでみんな仲がいいの?」と仰っていたくらいだった。「殺るか殺られるか」のピリピリ空間のはずがどうしてこうなったのか。
どう考えてもnoteの影響は大きかったやはり事前のnoteである程度人となりが把握できたのが
百物語77話目「ムー案件」(実話怪談)
先日も、パルコのムー展に行って、三上編集長と写真を撮ってもらった話をしましたが、
話の本編は全然ムー関係ではありませんでした。ムームー詐欺。
しかし、今回はムーネタです。
私の妹の話です。
結婚するまで、妹は大分は日田の実家にいて、私は福岡で就職してました。
ある日、里帰りすると、妹が首にギプスを巻いています。
「ど、どうしたの?」
首や肩に激痛が走っていて、原因不明だとか。
しか
ノベルジャム参加作品「みんな釘のせいだ」デザインの舞台裏
【手短に言うと】 最堂四期著「みんな釘のせいだ」のデザインについて、デザインの意図と、特に初校から二校にかけて何が起こったのか、なぜ大幅なリテイクになったかなどの解説です。
デザイナーとしてはじめにやったことはチームブランドの基礎を作ることだった。NovelJam2018秋、そのチーム分けののち、デザイナーとして最初にやったことはチームブランドの視覚化、すなわちロゴの開発でした。我々のチームは「
2泊3日 書籍のリアルパブリッシングイベント「NovelJam」とは
2018年11月23日(祝)~25日(日)に東京都八王子市の大学セミナーハウスにて開催された「NovelJam 2018秋」に「デザイナー」枠で参加しました。3日で「本」を作るとは一体どんなイベントなんでしょうか!? 「デザイナー」視点でお届けします。
「NovelJam」とは、「著者」と「編集者」と「デザイナー」がリアルに集まってチームを作り、ゼロから小説を書き上げ編集・校正して表紙を付け「本
ノベルジャム回顧録③ 「場の編集作業」と最堂四期さんのこと
【手短に言うと】 NovelJam2018秋、同じチームの著者、最堂四期さんが面白い人で、その柔軟性は場を編集する事に一種通じ、短期決戦のひとつの鍵ではなかろうかというお話。現場ではあまり意識していなかったけれど、思い返すと実はこうだったのではと腑に落ちた最堂四期伝説。
実は著者指名はしていなかった気になる著者が一応いて、その上で半ば戦略的に組ませていただいた編集、ふくださんであるけれど、我々は
百物語72話目「忠霊塔」(実話怪談)
正月、何に驚いたかっていったら、進撃の巨人の作者が結婚したことだ!おめでとー!!
作者の諌山創さんと同郷であることは過去に記事にあげた。
正月前に実家に帰ったときに、情熱大陸で諌山先生が登ったところに登りたくて妹に連れていってもらったけど、よじのぼらないといけないところで、妹に止められた。残念なり!
このシーンのとこね。
ちなみに今発売週のBL雑誌に語シスコさんが、我が町へ整理巡礼にきたレ
百物語69話目「怪異を起こす本」(実話怪談)
隙があれば、読書会に参加する読書好きです。たぶん書くよりも、読む方が好きかもしれない。
今年はゴールデンカムイを三回も別々の読書会で紹介しました。
さて、実話怪談の本を読むと、私のまわりで被害が出ることは前に書きましたが、
フィクションで私が直接出逢った怪異は、ある本だけに起きました。
かの本はあまりにも面白くて、とても途中で読み止めることができずに、朝までかかって一気に読破したんですよ。