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NovelJam 2018秋 参戦 / 観戦記など

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このマガジンには「NovelJam 2018秋」の参戦記や観戦記などをまとめていきます。「NovelJam 2018秋」は、2018年11月23日から25日に大学セミナーハウス(… もっと読む
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2018年12月の記事一覧

【10月10日】

 おととい買った服、最初から一緒に着て出かけてみませんか、ってね、また由貴が言うからさ!

 新鮮、でしたね。今日はもうそれだけです……

 この連休、なんか急にことが進んだ気がして、、なんか頭が追いつかない。今日はゆっくり寝かせて……

百物語68話目「花壇に埋めましょう」(実話怪談)

百物語68話目「花壇に埋めましょう」(実話怪談)

一緒に仕事をしたことのあるライターさんで、バリバリ霊感というか超能力というか、勘の強い人がいた。

彼女はディレクターさんと電話していたときも、ディレクターさんの部屋の様子を次々に当てていったらしい。あまりに当たりすぎたことが怖くて、ディレクターさんがしばらく彼女に連絡できなかったと言う。

で、その彼女に、今までで一番怖かった話を聞いたんだけど……。オカルトじゃないけど、怖いんだな、これが!

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百物語67話目「迷路に住んでました」(実話怪談)

百物語67話目「迷路に住んでました」(実話怪談)

※追記あり

ウィンチェススター銃を開発した人の家が、銃で殺された人の恨みで呪われてるとかで、呪い除けのために永遠と建て増しをした話は有名ですよね。最近映画にもなった。

あそこ一度行ってみたいんですよねえ。扉を開けても壁とか、めっちゃ興奮する。短い階段とか、扉を開けると外とかさ。

まあ、でも、私の古い方の実家も、父親が増改築が趣味だったから、変な感じになってました。本来トイレの窓の外は、本当に

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【10月9日】

 昨日は結局全然寝付けなくて、明るくなり始めてからやっと寝れた。寝落ちって言った方が正確か。

 起きたら夕方で、居間に出て行こうとしたら由貴がキッチンに立ってた。びっくりした、ほんとに。今まで一回もなかったし、料理したことないーって口グセみたいに言ってたのに。

 わたしに気づいてハッとする由貴、イタズラが見つかった子犬みたいにアタフタしてた。

 自信ないんですけど、って言って出してきたのはき

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百物語66話目「同じ名前の人」(実話怪談)

百物語66話目「同じ名前の人」(実話怪談)

冒頭は先日福岡PARCOであったムー40周年展に来福してくださった三上編集長とのツーショット写真。

ヒストリーチャンネルの「古代の宇宙人」ヘビーユーザーとしては、憧れの人だ。キャー、うれしー!!

さて、日野光里は高校に入ってからのペンネームだ。すでに旧姓よりも結婚期間中の姓よりも長く私と寄り添ってくれている。

「光里」で「ひかり」と呼ぶんだけど、旧姓に合わせるには、里をつけた方が、とてもいい

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百物語65話目「わらわは姫じゃ」(実話怪談)

百物語65話目「わらわは姫じゃ」(実話怪談)

以前に「能力を閉じる話」で出てきた、居候をさせてもらっていた友達の話。おばあさんが「わらわは姫じゃ」と言い出して、拝み屋をしていた人ね。

そう言えば、私のまわりには「世が世ならお姫様」って人が3人いた。

ひとりは秋月城関係、ひとりは橘家、ひとりは遠賀の子。疳の虫に出てきた友達ね。

彼女は先祖が城攻めにあったときに、犬が逃げ出して、抜け道を敵に教えたために滅ぼされた一族で、代々、犬を飼ってはい

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【10月8日】

 由貴と買い物に行ってきまして。先週言ってたやつね。

 いや、、なんかまだドキドキしてる。

 まず、手をつないだ。由貴と。

 近くでなんかのイベントやってたみたいで、人がめっちゃ多かったのね。由貴が、これじゃはぐれちゃいそうですねって不安そうに言うから、つい。はぐれたらいけないからね。人混みをかき分ける手が私の手を触ったので、そのまま握ってしまった。

 それから、服を買いに行った。私が秋物

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百物語64話目「霊能力と超能力」(実話怪談)

百物語64話目「霊能力と超能力」(実話怪談)

私は怖がりだけど、超能力は欲しいというタイプ。なにせ、小学校の卒業文集には将来の夢に考古学者(ツタンカーメンの呪いにどっぷりハマってたから)かESPと書いてたくらい。

ただ幽霊は見えなくていいのだ。怖いから。でも、霊能力と超能力の分け目って難しいよね。

さて、お友達のIさんは、ナチュラルに霊感が強い。

いっつも強いから、あちこちで幽霊を見るらしい。

私が聞いたやつで、怖かったのは、スーパー

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百物語63話目「神社サークル」(実話怪談)

百物語63話目「神社サークル」(実話怪談)

福岡では年末年始に美内すずえ先生の展示会があるらしく、地下鉄にはポスターがでかでかといくつも貼られています。

「ガラスの仮面」世代ですが、美内先生ががっつりスピリチュアルに転んだのを見て、「ああ、いってしまわれた」と思ったものです。

そして、一時期美内先生は、とある写真家と親しくしていたときがありました。後に亀裂が入り、もめるのですが。

その写真家は不思議な光が写り込む写真を撮ってたんですよ

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百物語62話目「赤ちゃん 殺した」(実話怪談)

百物語62話目「赤ちゃん 殺した」(実話怪談)

うちの娘・むっちゃんは私の検索窓をよく覗き見ていく。

私の検索窓は、思いついたことをちゃちゃっと検索するので、おかしな文言がよく残っているらしい。

いや、気になったらすぐ調べるのはライターとしてあるべき姿だと、私は思うよ。

「インコ味 アイスクリーム」

と検索したのを見た後、むっちゃんがまた私の検索窓を見に来た。

「首なし鶏 生きてる」

とあって、

「お母さん、狂ってる」

と言われ

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百物語61話目「ヤマトの諸君」(実話怪談)

百物語61話目「ヤマトの諸君」(実話怪談)

私は宇宙戦艦ヤマトが大好きで、テレビシリーズの全話が収録されているレコードセットを持っている。(昔はアニメもレコードで声だけ録音が出てたの)

途中打ち切りとはいえ、当時は1年続くのが当たり前だから、全部聞き終えていない。実家に眠っている。

ちなみに「うる星やつら」のテレビシリーズも全話LDで持っている。

で、実家にいた頃の話だ。

受験勉強をしていた夜中、十二時をまわり、起きてるのは私だけな

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NovelJam販促チャレンジ『百物語』アーカイブ

NovelJam販促チャレンジ『百物語』アーカイブ

2泊3日の電撃出版イベント「noveljam」を経て、同イベント初の怪談小説『帰りゃんせ』が爆誕。その宣伝企画として、著者の日野光里さん自身が「百物語」を毎日つづっております。
 既にマガジン化がされていますが、当記事ではさらにギュッとアーカイブ! 一覧性をさらに上げました。
 好奇心をくすぐられる怪奇エピソードから、本気でヒヤリとさせられる実話怪談まで、ずらりと並んだタイトルの中から気の向くまま

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【お知らせ】

 諸般の都合により、『光原茉理の日記』の公開を12月29日(土)までお休みいたします。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

百物語58話目「クリスマスカード怪談」(実話怪談)

百物語58話目「クリスマスカード怪談」(実話怪談)

メリークリスマス!

も、後少し。

クリスマス鍋会に参加してたので、更新が遅れてしまいました。

恐ろしいことにプレゼント交換会も予定されているのに、開始時間を過ぎても参加者は私ひとり!

このままでは、店長とプレゼント交換して、ひとりで鍋を食べることになりそうでしたが(そっちの方がホラーな図です)、なんとかふたり来まして、4人でプレゼント交換会できました。

さて、本題。

クリスマスに向けて

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